イギリスの競馬事情

わたしがイギリスに行った時のことです。あれは確か……2002年の6月18日~ごろでした。ロンドン近郊の探索が終わった後、観光バスでオックスフォード大学方面へいったときのことでした。
貴方はロココですか、なんですか、というくらい、腰をキュゥゥゥ! と締め上げ、レースとパニエでモッコモコに膨らんだスカートを引きずって、でっかい飾り羽つきの(仮装用にしかみえない)帽子をかぶった老婦人たちが、それぞれでっぷりした腹をモーニングで隠した旦那様を従え、オホホオホホと談笑している姿が見られました。
ガイドさんが「あれは今から競馬をしにいくんだよ」と。
競馬!? 競馬するのにあんなフリフリの格好して大丈夫?
大丈夫なのです。
イギリスにおいては競馬は紳士淑女の社交の場。というか旦那さんがお金をためて妻に華やかな社交界ゆきをプレゼントする……ような雰囲気らしいです。
結構なおばちゃまたちでしたが、日本でいう「ハレ」の日なのでしょうね。ピンクやらブルーやら淡いグリーンやら……いえいえ、大変似合ってらっしゃっておりましたよ。馬券を買って目を血走らせるのもいいですが、優雅にフワフワの扇をパタパタしてお喋りしながら馬が走るのを見るのもまた一興という感じです。今年の有馬記念も楽しみですね!